“いひかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
云懸25.0%
云掛25.0%
言懸25.0%
言掛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誤つて殺害せつがいせしも畢竟ひつきやうは其と云懸いひかけしが口ごもり何事も皆前世の約束と斷念あきらめ居候得ば一日も早く御仕置しおき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
賣候百兩の金子紛失ふんじつ致せしに付右は私しぬすみ取候に相違なしと理不盡りふじんなる云懸いひかけ仕つり候ゆゑ私し儀市之丞より差越さしこしたる金子のわけを申聞ると雖も一向双合とりあはず却て盜賊の汚名をめい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殺したなどとは無法むはふ云掛いひかけ然樣の覺えは更になし實に汝ぢは見下果みさげはてたる奴なり公儀おかみの前をもはゞからず有事無事ないこと饒舌しやべり立おのがことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
云ひければをりふれては無理なる難題なんだいをも云掛いひかけなどしてほとんこまり入りしとかや又有時あるとき長庵來りて毎時いつもの通り種々いろ/\無心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
言懸いひかけられお菊は口惜くやしきこと限りなく屹度きつとひざを立直し是は思ひも依ぬ事をおほせらるゝものかな云掛いひかゝりされるも程がある勿體もつたいない母樣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御頼み申と言懸いひかけられ小兵衞は是非なく懷中に在合し金六兩三分を殘らず出しつかはしければ三吉は大によろこび昔し馴染なじみとて御無心申せしに早速さつそく多分の金子御貸下され忝けなし是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
明日召連めしつれべく旨忠兵衞并に差添さしぞへの町役人へ申渡され白洲しらすは引けければ忠兵衞は心も空に立戻り云々しか/″\なりと長庵が言掛いひかけし事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
言掛いひかけるぞと聞よりお文はワツと泣出しつかみ掛らん有樣なれば大岡殿大音聲だいおんじやう默止だまれ爾等なんぢらは此所を何處と心得るしかも天下の決斷處けつだんしよなるぞコレ/\段右衞門其方は文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)