“いうれつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
優劣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何(なに)をか試(こゝろ)むる、と怪(あやし)んで、身(み)を起(おこ)し汀(みぎは)に立(た)つて、枯蘆(かれあし)の茎(くき)越(ごし)に、濠(ほり)の面(おもて)を瞻(みつ)めた雪枝(ゆきえ)は、浮脂(きら)の上(うへ)に、明(あきら)かに自他(じた)の優劣(いうれつ)の刻(きぎ)み着(つ)けられたのを悟得(さとりえ)て、思(おも)はず……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
悟(さとり)の遲速(ちそく)は全(まつた)く人(ひと)の性質(たち)で、それ丈(だけ)では優劣(いうれつ)にはなりません。入(い)り易(やす)くても後(あと)で塞(つか)へて動(うご)かない人(ひと)もありますし、又(また)初(はじ)め長(なが)く掛(か)かつても、愈(いよ/\)と云(い)ふ場合(ばあひ)に非常(ひじやう)に痛快(つうくわい)に出來(でき)るのもあります。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
上下(かみしも)何百文(なんびやくもん)を論(ろん)ずるのぢやない、怪力(くわいりき)を写(うつ)す優劣(いうれつ)を云(い)ふのである。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)