“あいきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愛敬55.6%
愛嬌33.3%
愛形11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
持ち出で傳吉が前に差し置きさぞやお空腹ひもじう候はん私し一人にて煮炊にたき致し候ゆゑいそぐとすれども時移ときうつりお待ち兼て在りしならん緩々ゆる/\あがりておやすみなされませと言ふものごしに愛敬あいきやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
愛嬌あいきやうもありなか/\大腹おほつぱらひとです、布袋和尚ほていをしやうえんがあるのは住居すまゐ悉皆みなてらです、こと彼程あれほどるまでには、跣足はだしで流れ川をわたやうあやふい事も度々たび/\ツたとさ、遊ぶ時には大袋おほぶくろひろげる事もあり
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
二人のあねは色白くして玉をならべたる美人びじん也、菓子をくひながらかほ見あはして打ゑみたるおもざし、愛形あいきやうはこぼるゝやう也。かゝる一双いつさうの玉を秋山の田夫でんぶつまにせんは可憐あはれむべしことたきゞとしてすつほんるがごとし。