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魯
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おろ
ふりがな文庫
“
魯
(
おろ
)” の例文
就中
(
なかんずく
)
疱瘡は津々浦々まで種痘が行われる今日では到底想像しかねるほど猛列に流行し、
大名
(
だいみょう
)
高家
(
こうけ
)
は
魯
(
おろ
)
か将軍家の大奥までをも犯した。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
むつかしく考えないと学問ではないというような、
魯
(
おろ
)
かな迷信から脱出する手始めに、まずこの面倒くさい問題を、できるだけ素朴に処理してみよう。
垣内の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
私は表現の権威につきては十分注意したつもりであった。表現の価値を批判しつつ、みずからも言い女の言をも聞いた気であった。しかしなんといっても私が
魯
(
おろ
)
かにして
稚
(
おさな
)
かったに相違ない。
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
二葉亭ばかりが志を得られなかったのではない。パデレフスキーも日本に生れたら大統領は
魯
(
おろ
)
か文部の長官にだって選ばれそうもない。
二葉亭追録
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
伝
(
つて
)
を求めて権門
貴戚
(
きせき
)
に伺候するは
魯
(
おろ
)
か、先輩朋友の間をすらも奔走して頼んで廻るような小利口な真似は
生得
(
しょうとく
)
出来得なかった。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
月
(
つき
)
雪
(
ゆき
)
花
(
はな
)
は
魯
(
おろ
)
か
犬
(
いぬ
)
が
子
(
こ
)
を
産
(
う
)
んだとては
一句
(
いつく
)
を
作
(
つく
)
り
猫
(
ねこ
)
が
肴
(
さかな
)
を
窃
(
ぬす
)
んだとては
一杯
(
いつぱい
)
を
飲
(
の
)
み
何
(
なに
)
かにつけて
途方
(
とはう
)
もなく
嬉
(
うれ
)
しがる事おかめが
甘酒
(
あまざけ
)
に
酔
(
ゑ
)
ふと
仝
(
おな
)
じ。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
増給は
魯
(
おろ
)
か、ドンナ苦しい事情を打明けられても逆さに蟇口を振って見せるだけだ。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
飜訳文なるものは大抵ゴツゴツした漢文
崩
(
くず
)
しやあるいは舌足らずの直訳やあるいは半熟の馬琴調であって、西文の面影を
偲
(
しの
)
ぶに足らないは
魯
(
おろ
)
か邦文としてもまた読むに堪えないものばかりだった。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“魯”の解説
魯(ろ)は、中国の国名・地名。地名としての魯は現在の中国山東省南部を指す。山東省全体の略称(雅名)としても用いられる。
諸侯国としての魯(紀元前1055年 - 紀元前256年)は、中国大陸に周代、春秋時代、戦国時代に亘って存在した国である。代々の魯公(魯の君主)の爵位は侯爵であり、姓は姫(き)である。首府は曲阜。
(出典:Wikipedia)
魯
漢検準1級
部首:⿂
15画
“魯”を含む語句
魯西亜
魯鈍
普魯西
普魯士
魯智深
魯西亞
魯直
秘魯
魯人
黄魯直
仮名垣魯文
魯庵
魯文
張魯
魯粛
魯鎮
魯国
魯廷
魯縞
魯迅
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