“魯鎮”の読み方と例文
読み方割合
ろちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしども魯鎮ろちんの習慣は、およそ誰でも嫁にったむすめは、まだ当主にならないうちは、夏の間たいていは里方に行って暮すのである。
村芝居 (新字新仮名) / 魯迅(著)
片田舎の魯鎮ろちんはまだなかなか昔風で、どこでも大概七時前に門を閉めて寝るのだが、夜の夜中にねむらぬ家が二軒あった。
明日 (新字新仮名) / 魯迅(著)
彼の祖父から彼の代まで三代鋤鍬すきくわを取らなかった。彼もまた先代のように人のために通い船を出していた。毎朝一度魯鎮ろちんから城へ行って夕方になって帰って来た。
風波 (新字新仮名) / 魯迅(著)