トップ
>
高地
>
こうち
ふりがな文庫
“
高地
(
こうち
)” の例文
「まだ、あんな
高
(
たか
)
いところにも、おじさん、
畑
(
はたけ
)
がありますよ。」と、
勇吉
(
ゆうきち
)
は、そばの
山腹
(
さんぷく
)
にある、
耕
(
たがや
)
された
高地
(
こうち
)
を
指
(
ゆび
)
さしました。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
笛がとぎれた時の、シーンとした
静寂
(
しじま
)
と
冷気
(
れいき
)
とは、まるで深海の
底
(
そこ
)
のようだ。けれど、
事実
(
じじつ
)
はおそろしい
高地
(
こうち
)
なのだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天台宗
(
てんだいしゆう
)
の
寺院
(
じいん
)
は、
高地
(
こうち
)
に
多
(
おほ
)
く
設
(
まう
)
けてあるが、
火山
(
かざん
)
もまた
彼等
(
かれら
)
の
選
(
せん
)
に
漏
(
も
)
れなかつた。
隨
(
したが
)
つて
珍
(
めづら
)
しい
火山現象
(
かざんげんしよう
)
の、これ
等
(
ら
)
の
僧侶
(
そうりよ
)
によつて
觀察
(
かんさつ
)
せられた
例
(
れい
)
も
少
(
すくな
)
くない。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
島の内部にあるはだかの
高地
(
こうち
)
と、
海岸
(
かいがん
)
ぞいの
肥
(
こ
)
えた、よい土地が見えました。そのとき、ニールスは、ゆうべ聞いた話のいみが、ようやくわかりかけてきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
その
髪形
(
かみかたち
)
と着衣とは、非常にハッキリ乞食の印象に残っていたらしく、髪の方は「今時見かけねえ二百三
高地
(
こうち
)
でさあ。わしらが若い時分
流行
(
はや
)
ったハイカラさんでさあ」
悪霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
前章市内の
閑地
(
あきち
)
を記したる
条
(
じょう
)
に述べた
鮫
(
さめ
)
ヶ
橋
(
はし
)
の如き、即ちその前後には
寺町
(
てらまち
)
と
須賀町
(
すがちょう
)
の坂が向合いになっている。また小石川
茗荷谷
(
みょうがだに
)
にも両方の
高地
(
こうち
)
が坂になっている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
家族には近い知人の二階屋に避難すべきを命じ置き、自分は若い者三人を
叱
(
しっ
)
して乳牛の避難にかかった。かねてここと
見定
(
みさだ
)
めて置いた高架鉄道の線路に添うた
高地
(
こうち
)
に向って牛を引き出す手筈である。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
東を見ても、南を見ても、西を見ても、なにも
生
(
は
)
えていない
高地
(
こうち
)
のほかはほとんど何も見えません。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
見たところは、スコーネのほかの
高地
(
こうち
)
とまったく同じです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
“高地”の意味
《名詞》
高 地(こうち)
標高などが高い土地。
(出典:Wiktionary)
“高地”の解説
高地(こうち)とは、山地や山脈と同様に、高い地域を指す。
(出典:Wikipedia)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“高地”で始まる語句
高地人