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閑地
ふりがな文庫
“閑地”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あきち
60.0%
かんち
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あきち
(逆引き)
私は既に期せずして東京の水と
路地
(
ろじ
)
と、つづいて
閑地
(
あきち
)
に対する興味をばやや分類的に記述したので、ここにもう一つ崖なる文章を付加えて見よう。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
路
(
みち
)
ばたに何ほどかの
閑地
(
あきち
)
が残されていて、そこが少し高みになった場所がある。苔蒸した石碑などが傾いたまま草むらに埋もれている。そういうところによく
石地蔵
(
いしじぞう
)
が据えてある。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
閑地(あきち)の例文をもっと
(3作品)
見る
かんち
(逆引き)
親父
(
おやじ
)
がやかましいの、どうか閑静な所へ
行
(
ゆ
)
きたいのと、さま/″\の事を云うから、此の別荘に置けば、
斯様
(
かよう
)
なる男を引きずり込み、親の目を
掠
(
かす
)
めて不義を働きたい
為
(
た
)
めに
閑地
(
かんち
)
へ
引込
(
ひきこ
)
んだのであろう
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
余り
好
(
よ
)
い月だによって、縁先で見るのが至極宜しい、これは妙だ、此の辺は一体隅田川の流れで……あれに見ゆるのは橋場の渡しの向うかえ、
如何
(
いか
)
にも
閑地
(
かんち
)
だから、斯ういう処は好いの、えゝ
一寸
(
ちょいと
)
秋田屋を
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
閑地(かんち)の例文をもっと
(2作品)
見る
“閑地”の意味
《名詞》
閑地(かんち)
静かな場所。
使用されていない土地。空き地。
仕事や職務がすくないひまな身分。
(出典:Wiktionary)
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“閑”で始まる語句
閑
閑人
閑暇
閑寂
閑却
閑静
閑雅
閑話休題
閑古鳥
閑散
検索の候補
休閑地
空閑地
“閑地”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
蒲原有明
永井荷風