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ざふきばやし
ふりがな文庫
“
雑木林
(
ざふきばやし
)” の例文
旧字:
雜木林
畫題
(
ぐわだい
)
は『
自然
(
しぜん
)
の
心
(
こゝろ
)
』と謂ツて、ちらし
髪
(
がみ
)
の
素裸
(
すつぱだか
)
の
若
(
わか
)
い
婦
(
をんな
)
が、
新緑
(
しんりよく
)
の
雑木林
(
ざふきばやし
)
に
圍
(
かこ
)
はれた
泉
(
いづみ
)
の
傍
(
かたはら
)
に立ツて、自分の
影
(
かげ
)
の
水面
(
すゐめん
)
に映ツてゐるのを
瞶
(
みまも
)
ツてゐるところだ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
しかし僕の小学時代にはまだ「
大溝
(
おほどぶ
)
」に囲まれた、
雑木林
(
ざふきばやし
)
や竹藪の多い封建時代の「お竹倉」だつた。「大溝」とはその名の示す通り、少くとも一間半あまりの
溝
(
どぶ
)
のことである。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
梅
(
うめ
)
が
咲
(
さ
)
いて、
紫色
(
むらさきいろ
)
の
雑木林
(
ざふきばやし
)
の
梢
(
こずゑ
)
が、
湿味
(
うるみ
)
を
持
(
も
)
つた
蒼
(
あを
)
い
空
(
そら
)
にスク/\
透
(
す
)
けて
見
(
み
)
え、
柳
(
やなぎ
)
がまだ
荒
(
あら
)
い
初東風
(
はつこち
)
に
悩
(
なや
)
まされて
居
(
ゐ
)
る
時分
(
じぶん
)
は、
濫
(
むやみ
)
と三
脚
(
きやく
)
を
持出
(
もちだ
)
して、
郊外
(
かうぐわい
)
の
景色
(
けしき
)
を
猟
(
あさ
)
つて
歩
(
ある
)
くのであるが
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
僕はこの鉄道会社の社長の次男の友達だつたから、
妄
(
みだ
)
りに人を入れなかつた「お竹倉」の中へも遊びに行つた。そこは前にも言つたやうに
雑木林
(
ざふきばやし
)
や竹藪のある、
町中
(
まちなか
)
には珍らしい野原だつた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“雑木林”の意味
《名詞》
様々な樹木(雑木)が生い茂る林。
(出典:Wiktionary)
“雑木林”の解説
雑木林(ぞうきばやし、ざつぼくりん)は、種々雑多の雑木が混じって生える森林を意味する日本語である。植物生態学上の語彙ではなく、高価な木材を得るのには役に立たない林を指すことがある。
読みによって異なる2つの語義があり、「ぞうきばやし」は一般用語、「ざつぼくりん」は林野産業の専門用語である。
(出典:Wikipedia)
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
林
常用漢字
小1
部首:⽊
8画
“雑木”で始まる語句
雑木
雑木山
雑木々
雑木原
雑木帯
雑木端山
雑木藪