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長歌
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ちようか
それは、
短歌の
上の
成績によつてゞありますが、
人麿が
生きてゐた
時分、
或はその
後、
久しく
人麿の
評判の
高かつたのは、この
長歌を
作る
力が
非常にあつた
點でありました。
だがそれと
共に、
人麿が
短歌にすぐれてゐたといふことも、
誰も
疑ふものもなく、
更に
私などからいふと、
長歌よりは
寧ろ、
短歌の
方で、
立派なものをたくさん
殘してゐます。
今度のお
話では、
短歌と
竝べ
稱せられてゐる
長歌のことは、
省きたいとおもひます。がこれは、
大體第一章のところで
述べてある
物語の
歌から、
變化して
來たものと
見てさし
支へありません。
“長歌”の意味
《名詞》
(ちょうか)和歌の形式の一つ。五音と七音の句を三回以上反復し、最後を七音の句とする。基本的にそのあとに短歌形式(五七五七七)の反歌を伴う。
(ながうた)近世邦楽の一ジャンル、三味線音楽の一ジャンル、江戸の音曲の一つ。通常は「長唄」と表記する。
(出典:Wiktionary)