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部屋々々
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へや/″\
ふりがな文庫
“
部屋々々
(
へや/″\
)” の例文
それから奥、
東照宮
(
とうせうぐう
)
の
境内
(
けいだい
)
の方へ向いた
部屋々々
(
へや/″\
)
が
家内
(
かない
)
のものの
居所
(
ゐどころ
)
で、食事の時などに集まる広間には、
鏡中看花館
(
きやうちゆうかんくわくわん
)
と云ふ
匾額
(
へんがく
)
が
懸
(
か
)
かつてゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
彼
(
かれ
)
は
木曾
(
きそ
)
の
棧橋
(
かけはし
)
を、
旅店
(
りよてん
)
の、
部屋々々
(
へや/″\
)
の
障子
(
しやうじ
)
、
歩板
(
あゆみいた
)
の
壁
(
かべ
)
に
添
(
そ
)
つて
渡
(
わた
)
つて
來
(
き
)
た……
其
(
それ
)
も
風情
(
ふぜい
)
である。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
萌黄
(
もえぎ
)
、
淡紅
(
ときいろ
)
しどけない
夜
(
よる
)
の
調度
(
てうど
)
も
部屋々々
(
へや/″\
)
にあからさまで、
下屋
(
したや
)
の
端
(
はし
)
には、
紅
(
あか
)
い
切
(
きれ
)
も
翻々
(
ひら/\
)
する。
寢轉
(
ねころ
)
んだ
男
(
をとこ
)
、
柱
(
はしら
)
に
凭
(
よ
)
つた
圓髷姿
(
まるまげすがた
)
、
膳
(
ぜん
)
を
運
(
はこ
)
ぶ
島田髷
(
しまだまげ
)
が
縁側
(
えんがは
)
を——
恁
(
か
)
う
宙
(
ちう
)
に
釣下
(
つりさが
)
つたやうに
通
(
とほ
)
る。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
々
3画
々
3画
“部屋”で始まる語句
部屋
部屋住
部屋頭
部屋着
部屋子
部屋様
部屋部屋
部屋衣
部屋中
部屋主