どお)” の例文
子供こどもは、これをくと、がっかりしました。それから、どんなに、はるのくるのをどおしくおもったことでしょう。
魚と白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
何だかどおでならないので私はこう云った。
The Affair of Two Watches (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「ああ、そうだろう。おれは、やすまずにやってきたのだが、それでもどんなにおまえに、どおしかったかしれない。」と、太陽たいようは、やさしく、くさをなぐさめました。
小さな草と太陽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おさよ、今日きょうは、かえりになにかってきてやるぞ。」と、てゆくとき、おじいさんにこういわれると、おじいさんのかえりが、どおしくてたまらなかったのでした。
少女がこなかったら (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのうちに、ゆきって、あたりをしろにうずめてしまいました。むすめうちなかおや手助てだすけをして、はやはるのくるのをったのであります。それは、どんなにどおしいことでありましたでしょう。
ふるさとの林の歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると、なんとなく、そのどおしかったのでありました。
善いことをした喜び (新字新仮名) / 小川未明(著)