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退
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のけ
ふりがな文庫
“
退
(
のけ
)” の例文
それから
里朝
(
りちょう
)
の曲弾も首尾よく相済んだ跡は、お定まりの大小芸妓の受持となって、杯酒
潮
(
しお
)
を
湧
(
わか
)
すと昔は大束に言って
退
(
のけ
)
たが、まこと
逆上返
(
のぼせあが
)
る賑いで
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
掴
(
つか
)
んで
息絶
(
いきたへ
)
たりお光はほつと
長息
(
といき
)
吐
(
つ
)
き
夜具
(
やぐ
)
かい
退
(
のけ
)
てよく/\見れば全く息は
絶果
(
たえはて
)
て四邊は
血汐
(
ちしほ
)
のから
紅
(
くれな
)
ゐ見るもいぶせき
景状
(
ありさま
)
なり
不題
(
こゝに
)
大藤
(
おほふぢ
)
武
(
ぶ
)
左衞門は娘が出しを
毫
(
すこし
)
も知ず
臥
(
ふし
)
てを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
藻西太郎へ疑いを掛けようとして
却
(
かえっ
)
て彼の疑いを掃い
退
(
のけ
)
て
遣
(
や
)
る様な者です、人を殺して後で其血で文字を書附るほど落着た
曲者
(
くせもの
)
が
真逆
(
まさか
)
に老人の左の手を右の手とは間違えますまい
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
付て
噂
(
うは
)
さしけるゆゑ
彌々
(
いよ/\
)
人々
集
(
あつま
)
り來り自身番の前は
錐
(
きり
)
を立る地もなき程なれば
番人
(
ばんにん
)
は
鐵棒
(
かなぼう
)
を引出し皆々人を拂ひ
退
(
のけ
)
るに笠原粂之進は大橋文右衞門并びに油屋の番頭久兵衞の兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
“退”を含む語句
後退
引退
退出
退去
立退
退引
飛退
退屈
退却
遠退
退校
退避
退治
進退
辞退
退潮
退院
退歩
追退
居退
...