“のけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
退25.0%
25.0%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と重たいまげをうしろへ振って、そのままのけざまに倒れそうな、身をんでひざで支えて、ハッとまた呼吸いきくと、トントンと岩に当って、時々がけを洗う浪。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つかんで息絶いきたへたりお光はほつと長息といき夜具やぐかい退のけてよく/\見れば全く息は絶果たえはてて四邊は血汐ちしほのからくれなゐ見るもいぶせき景状ありさまなり不題こゝに大藤おほふぢ左衞門は娘が出しをすこしも知ずふしてを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
侍は提灯をあげて面態をしらべようとした、そのとき菅田平野の右手が伸び、侍の鼻柱(眼と眼の中間)を発止はっしと突いた。侍はのけざまによろめき、提灯を手からとばした。
日日平安 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それでは一番い物をおのけになるのです。8020