彼女はお産をしてから二三日たたぬうちに泣きしきる赤子を抱いて、山や野原を、黒い髪を振りみだし乍ら、跣足で走りまわりました。
「二夫人には、お髪をふりさばき、跣足のままで、百姓どもの群れにまじり、南へ南へ、人浪にもまれながら逃れておいでになりました」
「ねえ、なぜ黙っていらっしゃるの?」と、夫人は跣足で、二、三歩はいって、良人の顔をわざわざのぞきに来て
“跣足”の意味
《名詞》
(context、dated)裸足。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“跣足(裸足)”の解説
裸足・跣足(はだし)とは、履物を履かないこと、またはその状態の足のこと。素足とも。靴を履かずに(靴下やストッキングは着用している状態で)外に出ることを「裸足」と呼ぶこともあるが、ここでは足に何も身に着けていない場合の裸足を説明する。
(出典:Wikipedia)
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