“譽(ほめ)” の例文
新字:誉
人樣に辛抱人(しんばうにん)と譽(ほめ)たのが今となりては面目(めんぼく)ない二階へなりと往(い)きくされ面(つら)を見(みる)のも忌々(いま/\)しいと口では言ど心では何か容子(ようす)の有事やと手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そのいづこより來るや人知らず、しかしてこの最初の願ひは譽(ほめ)をも毀(そしり)をもうくべきものにあらざるなり —六〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
兄(あに)の元太郎(もとたらう)は至極(しごく)實體(じつてい)で、農業(のうげふ)に出精(しゆつせい)し、兩親(りやうしん)へ孝行(かうかう)を盡(つく)し、貧(まづ)しい中(なか)にもよく齊眉(かしづ)き、人(ひと)づきあひは義理堅(ぎりがた)くて、村(むら)の譽(ほめ)ものなのであるが、其(そ)の次男(じなん)の小助(こすけ)は生(うま)れついたのらくらもの。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
其方共儀聟(むこ)夫等(をつとら)の災難(さいなん)を歎き艱難辛苦(かんなんしんく)の上公儀巡見使(じゆんけんし)へ訴(うつたへ)出申立明了(あきらか)なるにより善惡判然と相顯(あらは)れ九助の寃罪(ゑんざい)を雪(そゝ)ぎし信義(しんぎ)貞操(ていさう)の段厚く譽(ほめ)置(お)く
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
譽(ほめ)ざるはなし今菊が申す處は皆理の當然(たうぜん)にして汝等が申條は甚だ不都合なり現在(げんざい)母の三年越に煩(わづら)ふを假令何程商賣が閙敷(せはしく)とて一度見舞し外(ほか)使(つかひ)にても容體を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)