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訓示
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くんじ
ふりがな文庫
“
訓示
(
くんじ
)” の例文
その
日
(
ひ
)
、
中隊長
(
ちゅうたいちょう
)
は、
兵士
(
へいし
)
らを
面前
(
めんぜん
)
において、
厳
(
おごそ
)
かに、一
場
(
じょう
)
の
訓示
(
くんじ
)
をしました。
からす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
堤
(
つゝみ
)
の
枯草
(
かれくさ
)
の
上
(
うへ
)
に
立
(
た
)
つて、
但馬守
(
たじまのかみ
)
は
大
(
おほ
)
きな
聲
(
こゑ
)
で
新任
(
しんにん
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
に
兼
(
か
)
ねて一
場
(
ぢやう
)
の
訓示
(
くんじ
)
演説
(
えんぜつ
)
をした。
其
(
そ
)
の
演説
(
えんぜつ
)
に
少
(
すこ
)
しも
耳
(
みゝ
)
を
痛
(
いた
)
めないで
聽
(
き
)
くことの
出來
(
でき
)
た
者
(
もの
)
は、
多
(
おほ
)
くの
與力
(
よりき
)
同心
(
どうしん
)
中
(
ちう
)
で
殆
(
ほと
)
んど
一人
(
ひとり
)
もなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
照彦様はちかごろ
謙遜
(
けんそん
)
ということを覚えたのである。ただし自分に関係あるものを思いつき次第に悪くいうのが謙遜だと信じている。なんでも手近のものを材料に使う。つぎに校長さんの
訓示
(
くんじ
)
中
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
掌暗号長が兵たちに、ソ連参戦のことを外に洩らすなと
訓示
(
くんじ
)
しているのを私は聞いたが、それにも
拘
(
かかわ
)
らず何時の間にか拡がっているらしかった。
怠業
(
たいぎょう
)
の気分が、部隊一般にかすかにただよっていた。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
間もなく、みんなは向う側の草の生えた
河原
(
かわら
)
に下り、六
列
(
れつ
)
ばかりに
横
(
よこ
)
にならんで馬から下り、将校の
訓示
(
くんじ
)
を聞いていました。それが中々
永
(
なが
)
かったのでこっち側に
居
(
い
)
る私たちは
実際
(
じっさい
)
あきてしまいました。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“訓示”の意味
《名詞》
執務上の注意などを上の者が下の者に教え示すこと。
(出典:Wiktionary)
訓
常用漢字
小4
部首:⾔
10画
示
常用漢字
小5
部首:⽰
5画
“訓”で始まる語句
訓
訓戒
訓誡
訓練
訓誨
訓詁
訓導
訓言
訓諭
訓蒙図彙