あの赤黄いろい、ぎざぎざした形からわが国の物らしくは見えず南国の産らしい。母はとてもその茘枝の料理が好きであつた。
宿舍としてあてがはれた家の入口に、珍しく茘枝の蔓がからみ實が熟してはぜてゐる。裏にはレモンの花が匂ふ。
香雲の弟子になつて、文人畫の眞似事が出來るので、寺へ歸つて來た時、襖へ筍を描いたり、茘枝を描いたり、それに小生意氣な自贊をして行つたりした。
“茘枝”の意味
《名詞》
茘枝(れいし)
ムクロジ科の常緑樹。中国南部原産。葉は偶数羽状複葉。春に黄緑色の花を咲かせ、夏に果実が熟す。果実の表面は、赤く堅い鱗状の凹凸を持つ果皮に覆われ、剥くと白色半透明で甘く多汁の仮種皮が現れる。この仮種皮を食用とする。
「蔓茘枝(つるれいし)」の略。秋の季語。
「茘枝貝(れいしがい)」の略。
(出典:Wiktionary)
茘枝(れいし)
(出典:Wiktionary)
“茘枝(レイシ)”の解説
レイシ(茘枝、学名: Litchi chinensis)はムクロジ科レイシ属の果樹。特にその果実はライチとよばれる。1属1種。中国の嶺南地方原産。バンレイシおよびバンレイシ科は目レベルより上で異なる別種である。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“茘”で始まる語句