トップ
>
芥川
>
あくたがは
ふりがな文庫
“
芥川
(
あくたがは
)” の例文
芥川
(
あくたがは
)
氏は清閑は
金
(
かね
)
の所産だと言ふ。が(中略)金のあるなしにかかはらず、現在のやうな社会的環境の中では清閑なんか得られないのである。
解嘲
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と、
芥川
(
あくたがは
)
さんが
詠
(
えい
)
じて
以来
(
いらい
)
、——
東京府
(
とうきやうふ
)
の
心
(
こゝろ
)
ある
女連
(
をんなれん
)
は、
東北
(
とうほく
)
へ
旅行
(
りよかう
)
する
亭主
(
ていしゆ
)
の
為
(
ため
)
に
鰹
(
おかゝ
)
のでんぶと、
焼海苔
(
やきのり
)
と、
梅干
(
うめぼし
)
と、
氷砂糖
(
こほりざたう
)
を
調
(
とゝの
)
へることを、
陰膳
(
かげぜん
)
とゝもに
忘
(
わす
)
れない
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
つた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それは昔の
芥川
(
あくたがは
)
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
嘉永
(
かえい
)
それの年に
鐫
(
ゑ
)
られたる
本所絵図
(
ほんじよゑず
)
をひらきたまはば、
土屋佐渡守
(
つちやさどのかみ
)
の屋敷の前に小さく「
芥川
(
あくたがは
)
」と記せるのを見たまふらむ。この「芥川」ぞわが
家
(
や
)
なりける。
臘梅
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
読者
(
どくしや
)
知
(
し
)
るや、
弴
(
とん
)
さんと
芥川
(
あくたがは
)
(
故
(
こ
)
……あゝ、
面影
(
おもかげ
)
が
目
(
め
)
に
見
(
み
)
える)さんが、
然
(
しか
)
も
今年
(
ことし
)
五
月
(
ぐわつ
)
、
東北
(
とうほく
)
を
旅
(
たび
)
した
時
(
とき
)
、
海
(
うみ
)
を
渡
(
わた
)
つて、
函館
(
はこだて
)
の
貧
(
まづ
)
しい
洋食店
(
やうしよくてん
)
で、
弴
(
とん
)
さんが、オムレツを
啣
(
ふく
)
んで、あゝ、うまい、と
嘆
(
たん
)
じ
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
「これ、
芥川
(
あくたがは
)
さんに
聞
(
き
)
こえるよ。」
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
芥
漢検準1級
部首:⾋
7画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“芥川”で始まる語句
芥川竜之介
芥川龍之介
芥川君