トップ
>
臆病者
>
おくびやうもの
ふりがな文庫
“
臆病者
(
おくびやうもの
)” の例文
見るとそれは、今まで
臆病者
(
おくびやうもの
)
とばかり思ひ込ませてゐた若黨の勇吉。
妙
(
めう
)
に
引緊
(
ひきしま
)
つた凄い顏をして、裸蝋燭を片手に、新三郎の陷ち込んだ穴を覗きます。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
斷行
(
だんかう
)
さ。もう何も考へてゐることあ有りやしない。此の上
愚圖
(
ぐづ
)
ついてゐたら、俺は
臆病者
(
おくびやうもの
)
よ、加之お房のことを考へたつて………」と思はず
莞爾
(
につこり
)
して
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
が、
作用
(
さよう
)
には
何
(
なに
)
もない。
死
(
し
)
に
對
(
たい
)
して
恐怖
(
きようふ
)
を
抱
(
いだ
)
く
臆病者
(
おくびやうもの
)
は、
左
(
さ
)
の
事
(
こと
)
を
以
(
もつ
)
て
自分
(
じぶん
)
を
慰
(
なぐさ
)
める
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
る。
即
(
すなは
)
ち
彼
(
か
)
の
體
(
たい
)
を
將來
(
しやうらい
)
、
草
(
くさ
)
、
石
(
いし
)
、
蟇
(
ひきがへる
)
の
中
(
うち
)
に
入
(
い
)
つて、
生活
(
せいくわつ
)
すると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
以
(
もつ
)
て
慰
(
なぐさ
)
むることが
出來
(
でき
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
申と
直樣
(
すぐさま
)
縛
(
しば
)
るぞと有けるにぞ
元來
(
ぐわんらい
)
臆病者
(
おくびやうもの
)
のこと
故
(
ゆゑ
)
林藏はがた/\
戰
(
ふる
)
ひ
齒
(
は
)
の根も
合
(
あは
)
ず居たりしかば家主嘉右衞門は
傍
(
そば
)
より是々林藏
確乎
(
しか
)
とした
御答
(
おこたへ
)
を申上よ
大事
(
だいじ
)
な儀ぢやぞと申に林藏
何
(
なに
)
と
致
(
いたし
)
まして
嘘
(
うそ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「八五郎親分は、飛んだ
臆病者
(
おくびやうもの
)
ね、我が此處へ泊つたところで、誰にも何んにも言はせはしない」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「あの
臆病者
(
おくびやうもの
)
の?」
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
臆
常用漢字
中学
部首:⾁
17画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“臆病”で始まる語句
臆病
臆病風
臆病心
臆病口
臆病神
臆病窓
臆病蟲
臆病気
臆病犬
臆病癖