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経書
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けいしょ
ふりがな文庫
“
経書
(
けいしょ
)” の例文
旧字:
經書
経書
(
けいしょ
)
・史類の奥義には達したれども商売の法を心得て正しく取引きをなすこと
能
(
あた
)
わざる者は、これを帳合いの学問に
拙
(
つたな
)
き人と言うべし。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
元来閭は科挙に応ずるために、
経書
(
けいしょ
)
を読んで、五言の詩を作ることを習ったばかりで、仏典を読んだこともなく、老子を研究したこともない。
寒山拾得
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
経書
(
けいしょ
)
、
子類
(
しるい
)
もある。誰が集めたものか漢訳の旧約全書などもある。見て行くと、三吉の興味を引くような書目は少なかった。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そういう時には、曾ての日と同じく、人語も
操
(
あやつ
)
れれば、複雑な思考にも堪え得るし、
経書
(
けいしょ
)
の章句を
誦
(
そら
)
んずることも出来る。
山月記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
学監室にこもって
経書
(
けいしょ
)
を読んでいるのならさしつかえないが、時々出てきて、若様がたのお部屋を見まわる。散らかしておくことが大嫌いの先生だ。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
だから
痴
(
ばか
)
にするものじゃないよ、こう見えても、
経書
(
けいしょ
)
はもとより、
史子百家
(
ししひゃっか
)
の書に通じてるのだ、つまり王道に通じているのだ、この王道とはとりもなおさず神の道だ
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
あくる朝、いつもの
経書
(
けいしょ
)
の間で、受講をうけて、縁へ出ると、庭に、長岡佐渡の姿が見えた。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
封建時代はもっとひどく、すべての少年や青年たちが、老人と同じように教育され、四書五経等の
経書
(
けいしょ
)
によって、すべての青春的なる自然性を抑圧され、一切の享楽を悪事として禁罰された。
老年と人生
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
初めてその「
経書
(
けいしょ
)
」の真意が明らかになる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
又
経書
(
けいしょ
)
兵書に通じ、『孫子』を愛読して
川中島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
白石の塾に居て漢書は
如何
(
いか
)
なるものを
読
(
よん
)
だかと申すと、
経書
(
けいしょ
)
を専らにして論語、孟子は
勿論
(
もちろん
)
、すべて
経義
(
けいぎ
)
の研究を
勉
(
つと
)
め
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そして
経書
(
けいしょ
)
や諸子のような哲学方面の書をも読み、歴史をも読み、詩文集のような文芸方面の書をも読んだ。その迹が
頗
(
すこぶ
)
るわたくしと相似ている。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
好きばかりでなく、
世情
(
せじょう
)
を知るうえには、むしろ、朝の
経書
(
けいしょ
)
よりも、活きた学問になった。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかのみならず令の
出
(
い
)
づるに先だって、十四歳を以て藩学の助教にせられ、生徒に
経書
(
けいしょ
)
を授けている。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
経書
(
けいしょ
)
の講義、禅のはなし、きびしい中にも慈愛をもって、授けてくださる。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『大学』等の如き
経書
(
けいしょ
)
を用いんとするの説あり。
小学教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
小野
富穀
(
ふこく
)
の子道悦が、この年八月に
虎列拉
(
コレラ
)
を病んで歿した。道悦は天保七年八月
朔
(
ついたち
)
に生れた。
経書
(
けいしょ
)
を
萩原楽亭
(
はぎわららくてい
)
に、筆札を平井東堂に、医術を多紀
茝庭
(
さいてい
)
と伊沢柏軒とに学んだ。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“経書”の解説
経書(けいしょ)は、儒教でとくに重視される文献の総称。経典(儒家経典)ともいう。
(出典:Wikipedia)
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“経”で始まる語句
経
経緯
経験
経帷子
経文
経綸
経師屋
経机
経過
経巡