“けいしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
経書100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう時には、曾ての日と同じく、人語もあやつれれば、複雑な思考にも堪え得るし、経書けいしょの章句をそらんずることも出来る。
山月記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
学監室にこもって経書けいしょを読んでいるのならさしつかえないが、時々出てきて、若様がたのお部屋を見まわる。散らかしておくことが大嫌いの先生だ。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
だからばかにするものじゃないよ、こう見えても、経書けいしょはもとより、史子百家ししひゃっかの書に通じてるのだ、つまり王道に通じているのだ、この王道とはとりもなおさず神の道だ
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)