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筑摩川
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ちくまがは
ふりがな文庫
“
筑摩川
(
ちくまがは
)” の例文
月
(
つき
)
の
世界
(
せかい
)
と
成
(
な
)
れば、
野
(
の
)
に、
畑
(
はた
)
に、
山懷
(
やまふところ
)
に、
峰
(
みね
)
の
裾
(
すそ
)
に、
遙
(
はるか
)
に
炭
(
すみ
)
を
燒
(
や
)
く、それは
雲
(
くも
)
に
紛
(
まが
)
ふ、はた
遠
(
とほ
)
く
筑摩川
(
ちくまがは
)
を
挾
(
さしはさ
)
んだ、
兩岸
(
りやうがん
)
に、すら/\と
立昇
(
たちのぼ
)
るそれ
等
(
ら
)
の
煙
(
けむり
)
は、
滿山
(
まんざん
)
の
冷
(
つめた
)
き
虹
(
にじ
)
の
錦
(
にしき
)
の
裏
(
うら
)
に
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
分たず人に代つて
舂
(
うすづ
)
くとあるも此等のおもかげかしばしと立寄りたれど車なれば
用捨
(
ようしや
)
なく駈け
下
(
くだ
)
る下れば即ち
筑摩川
(
ちくまがは
)
にて水淺けれど勇ましく清く流れて川巾は隅田川ほどあり船橋掛る
半
(
なかば
)
渡りて四方を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
筑摩川
(
ちくまがは
)
は、あとに
成
(
な
)
り
行
(
ゆ
)
く
月見堂
(
つきみだう
)
の
山
(
やま
)
の
端
(
は
)
の
蔭
(
かげ
)
から、
月
(
つき
)
が
投
(
な
)
げたる
網
(
あみ
)
かと
見
(
み
)
える……
汽車
(
きしや
)
の
動
(
うご
)
くに
連
(
つ
)
れて、
山
(
やま
)
の
峽
(
かひ
)
、
峰
(
みね
)
の
谷戸
(
やと
)
が、
田
(
た
)
をかさね、
畝
(
あぜ
)
をかさねて、
小櫻
(
こざくら
)
、
緋縅
(
ひをどし
)
、
萌黄匂
(
もえぎにほひ
)
、
櫨匂
(
はじにほひ
)
を、
青地
(
あをぢ
)
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
筑
漢検準1級
部首:⽵
12画
摩
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“筑摩”で始まる語句
筑摩
筑摩家
筑摩郡
筑摩則重
筑摩県
筑摩軍記