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ふでい
はさみはまた
筆入れの
中にいれられて、その
後英ちゃんのお
供をすることになりました。お
家の
人はこのはさみならとみんな
安心していました。
「もう、
幸ちゃんが、
迎えにくる
時分だから。」と、
清ちゃんは、
早くご
飯を
食べて、
机の
上の
本や、
筆入れをランドセルに
入れました。すると
さっきの
白い
帽子を
被った
子が、ランドセルの
中の
筆入れを
鳴らしながら、
片側にある
店の
方に
向かって
走りました。
「
自分のことは、
自分でせいと、いつもお
母さんがおっしゃっているのですもの。」と、
光子さんはいって、
走って、
自分の
筆入れの
中から、
新しい
鉛筆を
持ってきました。