筆入ふでい)” の例文
はさみはまた筆入ふでいれのなかにいれられて、そのえいちゃんのおともをすることになりました。おうちひとはこのはさみならとみんな安心あんしんしていました。
古いはさみ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「もう、こうちゃんが、むかえにくる時分じぶんだから。」と、きよちゃんは、はやくごはんべて、つくえうえほんや、筆入ふでいれをランドセルにれました。すると
いちょうの葉 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さっきのしろ帽子ぼうしかむったが、ランドセルのなか筆入ふでいれをらしながら、片側かたがわにあるみせほうかってはしりました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分じぶんのことは、自分じぶんでせいと、いつもおかあさんがおっしゃっているのですもの。」と、光子みつこさんはいって、はしって、自分じぶん筆入ふでいれのなかから、あたらしい鉛筆えんぴつってきました。
気にいらない鉛筆 (新字新仮名) / 小川未明(著)