トップ
>
相通
>
あいつう
ふりがな文庫
“
相通
(
あいつう
)” の例文
これを政治上より見れば各国共に領域が
厳
(
げん
)
に区画せられてあることは言うまでもないが、貿易上の見地に立って観察すれば、各国相互に
有無
(
うむ
)
相通
(
あいつう
)
じ
世界平和の趨勢
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
それは、あまりにも
空想的
(
くうそうてき
)
な
考
(
かんが
)
えようであったでしょう。しかし、たとえ
兄
(
あに
)
と
妹
(
いもうと
)
でなくても、その
澄
(
す
)
みきったかがやく
目
(
め
)
の
中
(
なか
)
に、
相通
(
あいつう
)
ずるものを
見
(
み
)
ました。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
右
漢名
(
かんめい
)
(中国名のこと)の
淫羊藿
(
いんようかく
)
に
就
(
つ
)
き、中国の説では、羊がこの葉(
藿
(
かく
)
)を食えば、一日の間に百
遍
(
ぺん
)
も
雌雄
(
しゆう
)
相通
(
あいつう
)
ずることができる効力を持っていると信ぜられている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
「たとへ
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
にすかされまゐらせて念仏して
地獄
(
じごく
)
におちたりとも、さらに
後悔
(
こうかい
)
すべからずさふらふ」という
親鸞
(
しんらん
)
の言葉と、
一脈
(
いちみゃく
)
相通
(
あいつう
)
ずるところがあるからなのかもしれない。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
有無
(
うむ
)
相通
(
あいつう
)
じ、
長短
(
ちょうたん
)
相補
(
あいおぎな
)
う。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
仏壇
(
ぶつだん
)
の
燈火
(
あかり
)
とは、なんの
縁
(
えん
)
がないようなものの、やはり
燈火
(
あかり
)
はかすかな
輝
(
かがや
)
きを
放
(
はな
)
って、その
輝
(
かがや
)
きの
一筋
(
ひとすじ
)
に、
凧
(
たこ
)
のうなっている、
青
(
あお
)
い
大空
(
おおぞら
)
の
果
(
は
)
てと、
相通
(
あいつう
)
ずるところがあることを
思
(
おも
)
わせたのです。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“相通”の意味
《名詞》
相 通(そうつう)
江戸時代以前の国語学の用語で、五十音図の同行または同段に属する音が互いに通い合うという考え。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模