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異彩
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いさい
ふりがな文庫
“
異彩
(
いさい
)” の例文
こんどの荒木
村重
(
むらしげ
)
退治の合戦にあたって、織田方に一
異彩
(
いさい
)
を加えた手勢がある。
九鬼嘉隆
(
くきよしたか
)
の
率
(
ひき
)
いる水軍だった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中に尤も東北の方に寄って
一峯
(
いっぽう
)
特立
(
とくりつ
)
頗
(
すこぶる
)
異彩
(
いさい
)
ある山が見える。地理を案ずるに、キトウス山ではあるまいか。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
彼
(
かれ
)
は
平凡
(
へいぼん
)
な
宗助
(
そうすけ
)
の
言葉
(
ことば
)
のなかから、
一種
(
いつしゆ
)
異彩
(
いさい
)
のある
過去
(
くわこ
)
を
覗
(
のぞ
)
く
樣
(
やう
)
な
素振
(
そぶり
)
を
見
(
み
)
せた。
然
(
しか
)
しそちらへは
宗助
(
そうすけ
)
が
進
(
すゝ
)
みたがらない
痕迹
(
こんせき
)
が
少
(
すこ
)
しでも
出
(
で
)
ると、すぐ
話
(
はなし
)
を
轉
(
てん
)
じた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
わつと
云
(
い
)
つて、
一同
(
いちどう
)
逆雪頽
(
さかなだれ
)
に
飛出
(
とびだ
)
したと
思
(
おも
)
ふと、
元
(
もと
)
の
大廣間
(
おほひろま
)
で、
其
(
そ
)
の
畫
(
ゑ
)
、
儼然
(
げんぜん
)
として
壁
(
かべ
)
に
異彩
(
いさい
)
を
放
(
はな
)
つ。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ウバユリというのは
異彩
(
いさい
)
を放ったユリで、もとはユリ属(Lilium)に入れてあったが、私はこれをユリ属から独立させて、Cardiocrinum なる別属のものとしている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“異彩”の意味
《名詞》
普通とは異なる色彩。
際立った色彩や趣。
(出典:Wiktionary)
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
彩
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
“異”で始まる語句
異
異形
異様
異名
異体
異口同音
異議
異存
異状
異見