“いさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
委細76.1%
異彩10.9%
鷧斎6.5%
懿才2.2%
頤斎2.2%
鷧齋2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
委細いさいは、勝入が腹心の者三名にとくと申しふくめてある。そちは馬子にふんして、この金を馬の背に積み、その者たちにただいてゆけばよい」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中に尤も東北の方に寄って一峯いっぽう特立とくりつすこぶる異彩いさいある山が見える。地理を案ずるに、キトウス山ではあるまいか。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
かも鷧斎いさい先生の親筆に係り門人大槻磐水おおつきばんすい先生に贈りたるものなり。
蘭学事始再版之序 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
懿才いさい 曩彦なうげんし、佳器かき 時英じえいつらぬく。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
享保七年八月八日に、七十四歳で歿した。その曼公に書を学んだのは、十余歳の時であっただろう。天漪の子が頤斎いさいである。頤斎の弟子ていし峩斎がさいである。峩斎の孫が東堂である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
玄白というのは通称ですが、名は翼、あざな士鳳しほう鷧齋いさい又は九幸翁きゅうこうおうと号しました。
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)