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生延
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いきの
ふりがな文庫
“
生延
(
いきの
)” の例文
逆徒
(
ぎゃくと
)
の
魁首
(
かいしゅ
)
天草四郎時貞を御討取遊ばされ、
物数
(
ものかず
)
ならぬ
某
(
それがし
)
まで恩賞に預り、宿望相遂げず、余命を
生延
(
いきの
)
び
候
(
そろ
)
。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
大原「実にどうも今日の御馳走で三年も
生延
(
いきの
)
びるようです。家にいて例の塩から料理ばかり食べさせられては溜まりませんからね」と思わず
出
(
い
)
でし
愚痴
(
ぐち
)
の言葉を
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
美妙がもし裸蝴蝶時代に早世したなら必ず一代の大天才なるかのように天下を挙げて痛惜哀悼を惜まなかったろう。
生
(
なま
)
じい
生延
(
いきの
)
び過ぎて最も気の毒な末路に終った。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
技術員たちより、一日か二日
生延
(
いきの
)
びるだろうが、やがて、同じ運命に陥るのはわかり切っている。
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
而
(
さう
)
して
死
(
し
)
が
各人
(
かくじん
)
の
正當
(
せいたう
)
な
終
(
をはり
)
であるとするなれば、
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
に
人々
(
ひと/″\
)
の
死
(
し
)
の
邪魔
(
じやま
)
をするのか。
假
(
かり
)
にある
商人
(
しやうにん
)
とか、ある
官吏
(
くわんり
)
とかゞ、五
年
(
ねん
)
十
年
(
ねん
)
餘計
(
よけい
)
に
生延
(
いきの
)
びたとして
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
で、
其
(
そ
)
れが
何
(
なん
)
になるか。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
虹の目玉だ、やあ、八千年
生延
(
いきの
)
びろ、と
逆落
(
さかおと
)
しの
廂
(
ひさし
)
はづれ、
鵯越
(
ひよどりごえ
)
を
遣
(
や
)
つたがよ、
生命
(
いのち
)
がけの仕事と思へ。
鳶
(
とび
)
なら
油揚
(
あぶらげ
)
も
攫
(
さら
)
はうが、人間の手に持つたまゝを
引手繰
(
ひったぐ
)
る段は、お互に
得手
(
えて
)
でない。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
そうして
死
(
し
)
が
各人
(
かくじん
)
の
正当
(
せいとう
)
な
終
(
おわり
)
であるとするなれば、
何
(
なん
)
の
為
(
ため
)
に
人々
(
ひとびと
)
の
死
(
し
)
の
邪魔
(
じゃま
)
をするのか。
仮
(
かり
)
にある
商人
(
しょうにん
)
とか、ある
官吏
(
かんり
)
とかが、五
年
(
ねん
)
十
年
(
ねん
)
余計
(
よけい
)
に
生延
(
いきの
)
びたとして
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
で、それが
何
(
なん
)
になるか。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
延
常用漢字
小6
部首:⼵
8画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死