“鵯越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひよどりごえ53.3%
ひよどりご40.0%
ひよどりごゑ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「右手はがけ——こいつは鵯越ひよどりごえだ。越して越せないことはあるまいが、やぶがひどいから犬が潜っても大きな音がする。まず夜中に忍び込む工夫はないな」
教盛のりもり〕清盛から三番目の弟。——門脇殿かどわきどのというのが通り名。職は中納言。長男通盛みちもりは、鵯越ひよどりごえで戦死。次子能登守教経のりつねがある。年五十七。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「右手はがけ——こいつは鵯越ひよどりごゑだ。越して越せないことはあるまいが、やぶがひどいから犬が通つても大きな音がする。先づ夜中に忍び込む工夫はないな」