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物笑
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ものわら
ふりがな文庫
“
物笑
(
ものわら
)” の例文
たゞ
男
(
をとこ
)
を
怨
(
うら
)
んで
呪
(
のろ
)
ひ、
自分
(
じぶん
)
を
嘲
(
わら
)
ひ、
自分
(
じぶん
)
を
憐
(
あはれ
)
み、
殊
(
こと
)
に
人
(
ひと
)
の
物笑
(
ものわら
)
ひの
的
(
まと
)
となる
自分
(
じぶん
)
を
思
(
おも
)
つては
口惜
(
くや
)
しさに
堪
(
た
)
へられなかつた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
世の
物笑
(
ものわら
)
いとなるような事をしてはならず、もはや君は仏教の修行も大分に出来て居るし、これから衆生済度を
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
僕がいま最後に述べたことは、子供らしい方法で、世間の
物笑
(
ものわら
)
いになるか知らぬが、少なくとも僕のごとき平凡なる青年にはすこぶる役に立った方法である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
終
(
おはり
)
は
人
(
ひと
)
の
物笑
(
ものわら
)
ひに
今
(
いま
)
では
名
(
な
)
を
知
(
し
)
る
人
(
ひと
)
もなしとて
父
(
ちゝ
)
が
常住
(
ぢやうぢう
)
歎
(
なげ
)
いたを
子供
(
こども
)
の
頃
(
ころ
)
より
聞知
(
きゝし
)
つて
居
(
お
)
りました
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
先
(
ま
)
ずこんな
塩梅式
(
あんばいしき
)
だから、
吾々
(
われわれ
)
一行の失策
物笑
(
ものわら
)
いは
数
(
かず
)
限りもない。シガーとシュガーを間違えて
烟草
(
タバコ
)
を買いに
遣
(
やっ
)
て砂糖を
持
(
もっ
)
て来るもあり、医者は
人参
(
にんじん
)
と
思
(
おもっ
)
て
買
(
かっ
)
て来て
生姜
(
しょうが
)
の
粉
(
こ
)
であったこともある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思