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炊事
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すゐじ
ふりがな文庫
“
炊事
(
すゐじ
)” の例文
鐵砲玉
(
てつぱうだま
)
は
麥藁
(
むぎわら
)
の
籠
(
かご
)
へも
入
(
い
)
れられた。
與吉
(
よきち
)
はそれを
大事相
(
だいじさう
)
に
持
(
も
)
つては時
ゝ
(
とき/″\
)
覗
(
のぞ
)
きながら、おつぎが
炊事
(
すゐじ
)
の
間
(
あひだ
)
を
大人
(
おとな
)
しくして
坐
(
すわ
)
つて
居
(
ゐ
)
るのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
賄
(
まかなひ
)
は遙か半町も離れた二階下の臺所に行かなければ一人もゐない。病室では
炊事
(
すゐじ
)
割烹
(
かつぱう
)
は無論菓子さへ禁じられてゐる。
況
(
ま
)
して時ならぬ今時分何しに
大根卸
(
だいこおろし
)
を
拵
(
こしら
)
えやう。
変な音
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
下女のお紺は二十二三、少し
足
(
た
)
りない女とは聽きましたが、全くの
白痴
(
はくち
)
で、使ひ走りも覺束なく、
炊事
(
すゐじ
)
と掃除が精一杯、こんなのは反つて、お妾の下女には打つてつけかも知れません。
銭形平次捕物控:307 掏られた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
自分
(
じぶん
)
は
炊事
(
すゐじ
)
の
間
(
ま
)
を
缺
(
か
)
かすことが
出來
(
でき
)
ないのとで
晝餐
(
ひる
)
でも
晩餐
(
ばん
)
でも
他人
(
ひと
)
より
早
(
はや
)
く
歸
(
かへ
)
つて
來
(
こ
)
なければならない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
三ヶ
日
(
にち
)
は
與吉
(
よきち
)
も
穢
(
きたな
)
い
衣物
(
きもの
)
を
棄
(
す
)
てゝ、おつぎも
近所
(
きんじよ
)
で
髮
(
かみ
)
を
結
(
ゆ
)
うて
炊事
(
すゐじ
)
の
時
(
とき
)
でも
餘所行
(
よそゆき
)
の
半纏
(
はんてん
)
に
襷
(
たすき
)
を
掛
(
か
)
けて
働
(
はたら
)
いた。
勘次
(
かんじ
)
は三ヶ
日
(
にち
)
さへ
全然
(
まる/\
)
安佚
(
あんいつ
)
を
貪
(
むさぼ
)
つては
居
(
ゐ
)
なかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
炊
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“炊事”で始まる語句
炊事場
炊事夫
炊事婦
炊事部
炊事道具
炊事係
炊事室
炊事所
炊事班
炊事割烹