“安佚”の読み方と例文
読み方割合
あんいつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人ひとりは奪ひ取らんとし、一人は公務に就かんとし、一人は肉の快樂けらくに迷ひてこれに耽り、ひとりは安佚あんいつむさぼれる 七—九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
安佚あんいつな大衆文芸家と云って悪ければ、自然主義以後の日本の各作家、と云っても悪ければ、日本伝来の文人気質
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
三ヶにち與吉よきちきたな衣物きものてゝ、おつぎも近所きんじよかみうて炊事すゐじときでも餘所行よそゆき半纏はんてんたすきけてはたらいた。勘次かんじは三ヶにちさへ全然まる/\安佚あんいつむさぼつてはなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)