“あんいつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
安逸76.5%
安佚17.6%
晏逸5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それによってひらかれるであろうはかない最後の安逸あんいつを、早くもぼんやりと脳裡にえがいて、ひとりでに足の運びもはかどるのであった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
安佚あんいつな大衆文芸家と云って悪ければ、自然主義以後の日本の各作家、と云っても悪ければ、日本伝来の文人気質
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
彼等の中に一国としての共通の感情あらず。彼等の中に一民としての共有の花園あらず。彼等の中に一人種としての共同の意志あらず。晏逸あんいつは彼等の宝なり、遊惰は彼等のかてなり。
漫罵 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)