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浮脂
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きら
ふりがな文庫
“
浮脂
(
きら
)” の例文
と
莞爾
(
につこり
)
して、
草鞋
(
わらぢ
)
の
尖
(
さき
)
で
向直
(
むきなほ
)
つた。
早
(
は
)
や
煙
(
けむり
)
の
余波
(
なごり
)
も
消
(
き
)
えて、
浮脂
(
きら
)
に
紅蓮
(
ぐれん
)
の
絵
(
ゑ
)
も
描
(
か
)
かぬ、
水
(
みづ
)
の
其方
(
そなた
)
を
眺
(
なが
)
めながら
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何
(
なに
)
をか
試
(
こゝろ
)
むる、と
怪
(
あやし
)
んで、
身
(
み
)
を
起
(
おこ
)
し
汀
(
みぎは
)
に
立
(
た
)
つて、
枯蘆
(
かれあし
)
の
茎
(
くき
)
越
(
ごし
)
に、
濠
(
ほり
)
の
面
(
おもて
)
を
瞻
(
みつ
)
めた
雪枝
(
ゆきえ
)
は、
浮脂
(
きら
)
の
上
(
うへ
)
に、
明
(
あきら
)
かに
自他
(
じた
)
の
優劣
(
いうれつ
)
の
刻
(
きぎ
)
み
着
(
つ
)
けられたのを
悟得
(
さとりえ
)
て、
思
(
おも
)
はず……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
が、
腹
(
はら
)
を
出
(
だ
)
して
浮脂
(
きら
)
の
上
(
うへ
)
にぶくりと
浮
(
う
)
く。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
脂
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
“浮”で始まる語句
浮
浮世
浮標
浮々
浮雲
浮彫
浮気
浮木
浮腫
浮上