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ポーランド
ふりがな文庫
“
波蘭
(
ポーランド
)” の例文
パデレウスキイといへば
波蘭
(
ポーランド
)
の聞えた音楽家だが、最近米国に渡つた時、ある日
勃士敦
(
ボストン
)
の
停車場
(
ていしやぢやう
)
で汽車を待ち合せてゐた事があつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
土耳古
(
トルコ
)
人にもせるびや人にも
諾威
(
ノウルエー
)
人にも
波蘭
(
ポーランド
)
人にも、ぶらじりあんにもタヒチ人にも、そして日本人にも第二の故郷である異国者の自由港。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
波蘭
(
ポーランド
)
、
和蘭
(
オランダ
)
、
加奈陀
(
カナダ
)
、
諾威
(
ノルーウェー
)
、等の国人より成り、毎週一回二時間位の部長会議を開き、各種の問題を打合せまたは討議する。
国際聯盟とは如何なものか
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
ブロニスラウ・フーベルマンは、パデレフスキー、ゴドフスキーらと共に、
波蘭
(
ポーランド
)
の生んだ大芸術家の一人だ。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
つまり一八八一年の
猶太人虐殺
(
ポグロム
)
の際に、
波蘭
(
ポーランド
)
グロジスクの町の
猶太人
(
ジュウ
)
が
十二宮
(
ゾーディアック
)
に光を当てて、隣村に危急をしらせたという史実があるほどだし……、それに
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
▼ もっと見る
その頃
波蘭
(
ポーランド
)
の革命党員ピルスウツキーという男が日本へ逃げて来て二葉亭を
訪
(
たず
)
ねて来た。その外にも二葉亭を
頼
(
たよ
)
って来た露国の虚無党亡命客が二、三人あった。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
波蘭
(
ポーランド
)
とプロシャとオーストリアから十一万人、これに仏領各地から出さしめた軍隊を合せて七十万人に、加うるに予備隊を合して総数百十万余人の軍勢をドレスデンへ集中させた。
ナポレオンと田虫
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
しかし先きへ進むにつれて、だんだんあたりがひらけ、木立が疎らになつて、これまで祖父が
波蘭
(
ポーランド
)
の
彼方
(
むかふ
)
でも、つひぞ見たことのないやうな、恐ろしくひろびろとしたところへ出た。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:06 紛失した国書
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
波蘭
(
ポーランド
)
人、シュレシウィッヒュ・ホルスタイン人、ハノーヴァー人の如きがある。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
春秋に展覧会の開かれるグラン・パレーの入口は真黒く
閉
(
しま
)
っていて、プチ・パレーの方に
波蘭
(
ポーランド
)
の工芸品展覧会の雪の山を描いたポスターが白い窓のように
几帳面
(
きちょうめん
)
な間隔を置いて貼られてある。
巴里祭
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
我
邦
(
くに
)
識者の国防的観念に、一大刺激を与えたるもの、実に露国の北辺を侵擾したるに拠る。
蓋
(
けだ
)
し露国の警を報じたるは、明和八年(千七百七十一年)露国
西比利亜
(
シベリア
)
の
流竄
(
りゅうざん
)
者、
波蘭
(
ポーランド
)
人アウスより
創
(
はじま
)
る。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
露西亜人や
波蘭
(
ポーランド
)
人らしい名前ばかりの並んでいる下へ自分の名前をぶきっちょな
羅馬
(
ローマ
)
字で書きつけているうちに、クリスマスなんかを一向楽しいとも思ったことのない私であったが、なんだか不意に
旅の絵
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
土耳古
(
トルコ
)
人もセルビヤ人も
諾威
(
ノウルエー
)
人も
波蘭
(
ポーランド
)
人も、ぶらじりあんもタヒチ人も「紳士である」いぎりす人も、「あんまり紳士でない」
亜米利加
(
アメリカ
)
人も——。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
波蘭
(
ポーランド
)
の滅亡史を読んだ事のある者で、国士コスチウスコオの思ひせまつた苦衷に、涙を流さないものはたんとあるまい。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
波蘭
(
ポーランド
)
独立後、選ばれて初代の大統領となり、外務大臣を兼ねて、よく今日の
波蘭
(
ポーランド
)
の繁栄を築くの
基
(
もとい
)
となったことも、また大方の知っておられる筈のことである。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
そうして、
普魯西
(
プロシヤ
)
から
波蘭
(
ポーランド
)
を経て、
魯西亜
(
オロシャ
)
の本土に入り、それからは果てしのない旅を続けました。
紅毛傾城
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
だが、世間にはまた働く貴族といふ者があるにはある。五ヶ国語を話してトーマス・クックの案内人を勤める
伊太利
(
イタリー
)
男爵もあれば
刺繍
(
ししゅう
)
とピアノを教へる嫁入学校を
拵
(
こしら
)
へて
一儲
(
ひともう
)
けする
波蘭
(
ポーランド
)
伯爵もある。
雪
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
共和国になりかゝらうとしてゐる
波蘭
(
ポーランド
)
では、その最初の大統領に
洋琴家
(
ピヤニスト
)
のパデレウスキイ氏を選んださうだ。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ところで、旗太郎さん、
波蘭
(
ポーランド
)
の
諺
(
ことわざ
)
に、
提琴奏者
(
ヴァイオリニスト
)
は引いて殺す——と云うのがあるのを御存じですか。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
彼がかつて
波蘭
(
ポーランド
)
の大統領であったといったような、そんな簡単な理由ではあるまいと思う。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
するともう君は
巴里人
(
パリジャン
)
という一個の新奇な生物に自然化しているのだ。君ばかりじゃない、
土耳古
(
トルコ
)
人もせるびや人も
諾威
(
ノウルエー
)
人も
波蘭
(
ポーランド
)
人もブラジリアンもタヒチ人も
亜米利加
(
アメリカ
)
人も——。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
何時だつたか、清朝の光緒皇帝がまだ達者でゐた頃、
波蘭
(
ポーランド
)
の或るヴアイオリン弾きが聘ばれて御前演奏をやつたことがあつた。音楽家は幾つか名高い小曲を弾いた。
茶話:12 初出未詳
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
波蘭
(
ポーランド
)
生れのピアノ弾き、ヨセフ・ホフマンは六歳の時にピアノの初演奏をしたといふ程あつて、早熟者の多い音楽家のなかでも、とりわけ早熟の天才として名高い男だつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
波蘭
(
ポーランド
)
共和国の今の大統領パデレウスキイ氏が秀れた
洋琴家
(
ピヤニスト
)
である事は知らぬ人もあるまい。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“波蘭”の意味
《固有名詞》
ポーランドの漢字表記。
(出典:Wiktionary)
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
蘭
漢検準1級
部首:⾋
19画
“波蘭”で始まる語句
波蘭土
波蘭服
波蘭婦人服
波蘭人
波蘭輪舞
波蘭土革命
波蘭猶太人