“洋琴家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ピヤニスト50.0%
ピアニスト50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
共和国になりかゝらうとしてゐる波蘭ポーランドでは、その最初の大統領に洋琴家ピヤニストのパデレウスキイ氏を選んださうだ。
若い美しい夫人の貴美子は、夫棚橋たなばし讃之助の後を追って帝劇の廊下に出ました。フランスから来た某という名洋琴家ピヤニストの演奏が、今始まったばかりと云う時です。
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ある秋仏蘭西フランスから来た年若い洋琴家ピアニストがその国の伝統的な技巧で豊富な数の楽曲を冬にかけて演奏して行ったことがあった。
器楽的幻覚 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
十八才の天才洋琴家ピアニスト狩屋愛子は、その独奏会リサイタルの帰途、兄三郎の眼の前で、番町のあるビルディングの屋上から下った鉤縄に引っかけられ、夜の空へスルスルと引き揚げられたっきり
九つの鍵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)