“水石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいせき66.7%
みずいし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南にあたりて箒川ははきがわゆるめぐれるかはらに臨み、しては、水石すいせき粼々りんりんたるをもてあそび、仰げば西に、富士、喜十六きじゆうろく翠巒すいらんと対して、清風座に満ち、そでの沢を落来おちくる流は、二十丈の絶壁に懸りて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そこの「水石すいせき」という宿で草鞋わらじをぬぐ。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お前さんはじゅうぶん踏み消したつもりだったろうが、水石みずいしというものは、ご存じの通り目の荒いもンだから窪みに血が溜ったところがいくつも残っている。……ねえ、そうだろう。
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)