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水石
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すいせき
ふりがな文庫
“
水石
(
すいせき
)” の例文
南に
方
(
あた
)
りて
箒川
(
ははきがわ
)
の
緩
(
ゆる
)
く
廻
(
めぐ
)
れる
磧
(
かはら
)
に臨み、
俯
(
ふ
)
しては、
水石
(
すいせき
)
の
粼々
(
りんりん
)
たるを
弄
(
もてあそ
)
び、仰げば西に、富士、
喜十六
(
きじゆうろく
)
の
翠巒
(
すいらん
)
と対して、清風座に満ち、
袖
(
そで
)
の沢を
落来
(
おちく
)
る流は、二十丈の絶壁に懸りて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そこの「
水石
(
すいせき
)
」という宿で
草鞋
(
わらじ
)
をぬぐ。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“水石”の解説
水石(すいせき)は、室内で石を鑑賞する日本の文化、趣味である。自然石を台座、または水盤に砂をしいて配置して鑑賞する。
水石という呼称には、水盤に入れた石に水をふりかけると色が濃くなり、美しく見えるからであるという説と、古来、日本の公家社会・武家社会の茶席などで、床の間を飾る置物として、山水景を感じとれる石として重用された「山水石」もしくは「山水景石」が省略されたものであるという説がある。明治以前の鑑賞石はそのほとんどが山水石であったとされる。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶