水石すいせき)” の例文
南にあたりて箒川ははきがわゆるめぐれるかはらに臨み、しては、水石すいせき粼々りんりんたるをもてあそび、仰げば西に、富士、喜十六きじゆうろく翠巒すいらんと対して、清風座に満ち、そでの沢を落来おちくる流は、二十丈の絶壁に懸りて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そこの「水石すいせき」という宿で草鞋わらじをぬぐ。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)