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水中
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すいちゅう
ふりがな文庫
“
水中
(
すいちゅう
)” の例文
これから考えをすすめてゆけば、なにもガラスを
水中
(
すいちゅう
)
に入れなくても、水の中に入れたとおなじように見えなくすることができるはずだろう
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
それというのも、
義務
(
ぎむ
)
とか
責任
(
せきにん
)
とかいうことを、まじめに
正直
(
しょうじき
)
に考えておったらば、
実際
(
じっさい
)
人間の
立
(
た
)
つ
瀬
(
せ
)
はない。手足を
縛
(
ばく
)
して
水中
(
すいちゅう
)
におかれたとなんの
変
(
か
)
わるところもない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
その
時
(
とき
)
、まだ
口
(
くち
)
に
残
(
のこ
)
つていた
毒
(
どく
)
が
水中
(
すいちゅう
)
へしたたりおちたために、
金魚
(
きんぎょ
)
も
死
(
し
)
んだのだと
思
(
おも
)
われる。しかし、
問題
(
もんだい
)
はこの
毒殺死体
(
どくさつしたい
)
だつた。
断
(
だん
)
じてまきぞえをくつた
金魚
(
きんぎょ
)
ではない。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
そして、だんだん、その
小
(
ちい
)
さな
黒
(
くろ
)
い
影
(
かげ
)
に
近
(
ちか
)
づいた
時分
(
じぶん
)
、
彼女
(
かのじょ
)
の
体
(
からだ
)
の
重
(
おも
)
みを
支
(
ささ
)
えるほど、まだ
厚
(
あつ
)
くなっていなかったとみえて、ふいに、
氷
(
こおり
)
は
破
(
わ
)
れて
深
(
ふか
)
い
水中
(
すいちゅう
)
に
落
(
お
)
ち
込
(
こ
)
んでしまいました。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
不思議
(
ふしぎ
)
なことには、
甲
(
こう
)
が、
高
(
たか
)
いところから、
飛
(
と
)
び
降
(
お
)
りるときに、いつも、おつたの
名
(
な
)
を
呼
(
よ
)
んで、ちょうど、
水中
(
すいちゅう
)
へ
飛
(
と
)
び
込
(
こ
)
む
気
(
き
)
で、
綱
(
つな
)
をつかむのを、ある
日
(
ひ
)
、その
名
(
な
)
を
呼
(
よ
)
ぶことを
忘
(
わす
)
れて
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“水中”で始まる語句
水中花
水中榴弾
水中聴音機