“此兒(このこ)” の例文
新字:此児
『此兒(このこ)を私(わたし)の弟子(でし)にするといふのですか貴樣(あなた)は? 途方(とはう)もないこと、此兒(このこ)が私(わたし)の師匠(しゝやう)だ、私(わたし)が此兒(このこ)に習(なら)いたい位(くらゐ)だ!』
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
元來(もとより)一腹(ぷく)一對(つゐ)の中(なか)に育(そだ)ちて他人(たにん)交(ま)ぜずの穩(おだや)かなる家(いへ)の内(うち)なれば、さして此兒(このこ)を陰氣(いんき)ものに仕立(したて)あげる種(たね)は無(な)けれども、性來(せいらい)をとなしき上(うへ)に我(わ)が言(い)ふ事(こと)の用(もち)ひられねば兎角(とかく)に物(もの)のおもしろからず
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
次(つぎ)の日(ひ)も次(つぎ)の日(ひ)も、此兒(このこ)の影(かげ)は學校(がくかう)に見(み)えない。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)