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歎願
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たんぐわん
ふりがな文庫
“
歎願
(
たんぐわん
)” の例文
願ふ所にて
恨
(
うら
)
みも
晴
(
はれ
)
たれば一ト通りの
歎願
(
たんぐわん
)
にてはとても助命
覺束
(
おぼつか
)
なく思ひ六右衞門の申立たる棄子に事寄吉兵衞が差當りての
作意
(
さくい
)
にて
斯
(
かゝ
)
ることを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今
(
いま
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
には
憎
(
にく
)
くし
剛慾
(
がうよく
)
もの
事情
(
じじやう
)
あくまで
知
(
し
)
りぬきながら
知
(
し
)
らず
顏
(
がほ
)
の
烟草
(
たばこ
)
ふか/\
身
(
み
)
に
過
(
あやま
)
りあればこそ
疊
(
たゝみ
)
に
額
(
ひたひ
)
ほり
埋
(
うづ
)
めて
歎願
(
たんぐわん
)
も
吹出
(
ふきい
)
だす
烟
(
けむり
)
の
輪
(
わ
)
と
消
(
け
)
して
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せるや
否
(
いな
)
や、
其
(
そ
)
の
問題
(
もんだい
)
を
解决
(
かいけつ
)
するやうにと三
人
(
にん
)
から
歎願
(
たんぐわん
)
されました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
棄ても
歎願
(
たんぐわん
)
せねば第一
死
(
しん
)
だ母親の
位牌
(
ゐはい
)
の前へも言譯なし久左衞門とか云人の
情
(
なさけ
)
によりて
斯
(
かく
)
迄に
成人
(
ひとゝな
)
りたる者なるか親は無とも子は
育
(
そだ
)
つとの
諺言
(
ことわざ
)
も今知られけるとは云物の是迄は
苦勞
(
くらう
)
辛苦
(
しんく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
歎願
(
たんぐわん
)
せしに
最早
(
もはや
)
罪科
(
ざいくわ
)
極
(
きはま
)
り
御所刑
(
おしおき
)
付
(
づけ
)
へ老中方の判も
据
(
すわ
)
りたり今少し早くば致方も
有
(
ある
)
べきに今更是非なしとの事なれば吉右衞門平兵衞共に
途方
(
とはう
)
に
暮
(
く
)
れ
寥々
(
すご/\
)
と歸りしが吉右衞門は
如何程
(
いかほど
)
金子入用にても何卒喜八を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“歎願”の意味
《名詞》
事情を訴えて一心に願うこと。
(出典:Wiktionary)
歎
漢検準1級
部首:⽋
15画
願
常用漢字
小4
部首:⾴
19画
“歎願”で始まる語句
歎願書