旧字:權威
下劣な策略だけに終始している少佐のいうことに、何の権威があろう。そう思って彼は相変らず少佐の顔を見つめたまま、默りこくっていた。
その中には天文学の権威といわれるような、えらい学者も、たくさんありましたので、人びとはその説にすがって、わずかな心をおちつけていました。
「熊野君、今も言った通り、熊野権次郎では文章家らしくない。素人に書いて貰ったと思われると、折角の自叙伝に権威がつかないから、君、一つ雅号をつけ給え」
“権威”の解説
権威(けんい、en: authority, power)とは、他者を服従させる威力、ある分野で知識・技術が優れていると信頼されていること、またそのような人。『百科事典マイペディア』では、権威は「現実的強制力をもって服従を獲得する権力の概念と重複する場合も多い」とされる。
(出典:Wikipedia)
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