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遺風
ふりがな文庫
“遺風”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゐふう
60.0%
いふう
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゐふう
(逆引き)
外に滿足な槍が三筋、弓が二た張、矢が二三十本、これ等はすべて、昔の豪族が、家の子郎黨の手で自分の家を護つた時の
遺風
(
ゐふう
)
らしく、何時でも取出せるやうに用意してあつたのでせう。
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今我が郡にいふ
斗棒
(
とぼう
)
は
則
(
すなはち
)
いにしへの
粥杖
(
かゆつゑ
)
の
遺風
(
ゐふう
)
なる事を
発明
(
はつめい
)
せり、我国にも
祝木
(
いはひぎ
)
あるひは
御祝棒
(
おいはひぼう
)
といふ所もあり。これ七八百年前より正月十五日にする事、京伝翁が引れたる
書
(
しよ
)
にてしらるゝなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
遺風(ゐふう)の例文をもっと
(3作品)
見る
いふう
(逆引き)
従来
(
じゅうらい
)
は
築城試合
(
ちくじょうじあい
)
がさきであったが、
弓
(
ゆみ
)
は
兵家
(
へいか
)
の
表道具
(
おもてどうぐ
)
、これがほんとだという
意見
(
いけん
)
がある、あまり
信玄
(
しんげん
)
の
遺風
(
いふう
)
をまねているのは、
徳川家
(
とくがわけ
)
としても
権威
(
けんい
)
にかかわるという
議論
(
ぎろん
)
があって
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ほかに満足な槍が三筋、弓が二た張、矢が二三十本、これらはすべて、昔の豪族が、家の子郎党の手で自分の家を護った時の
遺風
(
いふう
)
らしく、いつでも取出せるように用意してあったのでしょう。
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
遺風(いふう)の例文をもっと
(2作品)
見る
“遺風”の意味
《名詞》
昔からの風習。
後世に影響力が残っている故人の教え。
(出典:Wiktionary)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺書
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺跡
遺漏
“遺風”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
吉川英治
野村胡堂