遺風ゐふう)” の例文
外に滿足な槍が三筋、弓が二た張、矢が二三十本、これ等はすべて、昔の豪族が、家の子郎黨の手で自分の家を護つた時の遺風ゐふうらしく、何時でも取出せるやうに用意してあつたのでせう。
今我が郡にいふ斗棒とぼうすなはちいにしへの粥杖かゆつゑ遺風ゐふうなる事を発明はつめいせり、我国にも祝木いはひぎあるひは御祝棒おいはひぼうといふ所もあり。これ七八百年前より正月十五日にする事、京伝翁が引れたるしよにてしらるゝなり。
今我が郡にいふ斗棒とぼうすなはちいにしへの粥杖かゆつゑ遺風ゐふうなる事を発明はつめいせり、我国にも祝木いはひぎあるひは御祝棒おいはひぼうといふ所もあり。これ七八百年前より正月十五日にする事、京伝翁が引れたるしよにてしらるゝなり。