)” の例文
兄弟きょうでえ、あれを聞いたか? うん、確かにあの男は何もかもみんな知ってたんだぞ。奴のつらを見ろ。ちゃんとあそこにえてあるぜ。」
親父も、手前てめえは始めてくのだから、これを持ってくがいゝというので、受取証文を親父が寝床でいて、手紙と此の八十両の受取証文を
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
のう、先刻からお前たちに筆を預けて、俺らあ寝たふりをしてたが、勘、われあ何をえた?
武にそうえてやったもんな、おっかさんがおるで心配しなはんな、ての、ははははは、どれ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「へエ、これならあつしにも讀めさうだ。皆んな日本の字でえてある」
ちゃん、あにがえてあるだえ」
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
早「ところがわしふみいた事がねえから、われ書いてくんろ、汝は鎮守様の地口行灯じぐちあんどうこしれえたがうめえよ、それ何とかいう地口が有ったっけ、そう/\、案山子かゝしのところに何かるのよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「お、武男から手紙が来たようじゃったが、どうえて来申きもした?」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
おしゃべりはめろ、ジョン・シルヴァー。ここにいる船員は、規則通りにみんなで会議を開いて、お前に黒丸をつきつけたんだ。お前も、規則通りに、そいつを裏返して、そこにえてあることを
早「あんたの袂のなけえたものをわしほうり込んだ事があるだ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「フリントのえたものがあるか、ってえんだ。」と叫んだ。