トップ
>
旅人
>
たびゞと
ふりがな文庫
“
旅人
(
たびゞと
)” の例文
こんなうるさい
蠅
(
はい
)
でも、
道連
(
みちづ
)
れとなれば
懐
(
なつ
)
かしく
思
(
おも
)
はれたかして、
木曾
(
きそ
)
の
蠅
(
はい
)
のことを
發句
(
ほつく
)
に
讀
(
よ
)
んだ
昔
(
むかし
)
の
旅人
(
たびゞと
)
もありましたつけ。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
手
(
て
)
さきとなり、
果
(
はて
)
は
間
(
あひだ
)
を
隔
(
へだ
)
てゝ
居
(
ゐ
)
ても、
道
(
みち
)
を
迷
(
まよ
)
ふた
旅人
(
たびゞと
)
は
嬢様
(
ぢやうさま
)
が
思
(
おも
)
ふまゝはツといふ
呼吸
(
いき
)
で
変
(
へん
)
ずるわ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そこへ追つて来たおくまは岩に片足をかけて
狙
(
ねらひ
)
を
定
(
さだ
)
めて
引
(
ひ
)
きがねを引くとズドーンとこだまして
筒
(
つゝ
)
をはなれた
弾丸
(
たま
)
は
旅人
(
たびゞと
)
の
髪
(
かみ
)
をかすつて
向
(
むか
)
うの
岩角
(
いはかど
)
にポーンと
当
(
あた
)
りました。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これは
單
(
たん
)
に
旅人
(
たびゞと
)
を
面白
(
おもしろ
)
く
思
(
おも
)
はせるために
設
(
まう
)
けられたものではなくて、だん/\
文明
(
ぶんめい
)
に
進
(
すゝ
)
むに
從
(
したが
)
ひ、
昔
(
むかし
)
の
良
(
よ
)
い
風俗
(
ふうぞく
)
や
面白
(
おもしろ
)
い
建築物
(
けんちくぶつ
)
が
次第
(
しだい
)
に
滅
(
ほろ
)
んで
行
(
ゆ
)
くのを
保存
(
ほぞん
)
するために
出來
(
でき
)
たものであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
渇
(
かっ
)
しても
盗泉
(
とうせん
)
の水を飲まず位の事は心得ているではないか、何ういう訳で人の物を
奪
(
と
)
る気になった、手前とは知らずナ、此の角右衞門が
旅人
(
たびゞと
)
を助けようとして打留めたのであるぞ
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“旅人”で始まる語句
旅人宿
旅人体
旅人根性
旅人風体
旅人用手形帳