文書もんじよ)” の例文
『まだ/\もつとおほくの證據しようこ御座ございます、陛下へいかよ』とつて白兎しろうさぎは、にはかあがり、『文書もんじよ只今たゞいまひろひましたのです』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
さきに淺井氏をうた時は、平八郎さんは不在であつたが、後にわたくしの事を外祖母ぐわいそぼに聞いて、今眞志屋の祖先の遺物や文書もんじよをわたくしに見せに來たのである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
夕ぐれにフルヰアの媼歸りて、われに一裹ひとつゝみ文書もんじよ遞與わたして云ふやう。山々は濕衾ぬれぶすまかつきたるぞ。巣立するには、好き折なり。往方ゆくては遙なるに、禿げたる巖のおもてには麪包パンの木生ふることなし。
文書もんじよ(訴願の)入れたる細葛ほそつづら
陪審官ばいしんくわんのこらずその石盤せきばんに、『むすめはそれにちつとも意味いみがあるとはしんじない』ときつけました、しか一人ひとりとして文書もんじよ説明せつめいしやうとはしませんでした。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
まつた指定していしてありません』とつて白兎しろうさぎは、『實際じつさい表面ひやうめんにはなんにもいてありません』それから文書もんじよひらいて、『まつた手紙てがみではありません、それはうたの一せつです』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)