“濕衾”の読み方と例文
読み方割合
ぬれぶすま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕ぐれにフルヰアの媼歸りて、われに一裹ひとつゝみ文書もんじよ遞與わたして云ふやう。山々は濕衾ぬれぶすまかつきたるぞ。巣立するには、好き折なり。往方ゆくては遙なるに、禿げたる巖のおもてには麪包パンの木生ふることなし。