“濕聲”の読み方と例文
新字:湿声
読み方割合
うるみごゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は、何といふ事もなく、もう濕聲うるみごゑになつて、片々に語りながら、他所ながらも家々に別れを告げようと、五六町しかない村を、南から北へ、北から南へ、幾度となく手を取合つて吟行さまようた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)