数限かずかぎ)” の例文
旧字:數限
生死以外せいしいがいにも産土うぶすな神様かみさまのお世話せわあずかることは数限かずかぎりもございませぬが、ただ産土うぶすな神様かみさまわば万事ばんじ切盛きりもりをなさる総受附そううけつけのようなもので
北風きたかぜさん、なんというおいさましいんでしょう。数限かずかぎりないゆき家来けらいがおありなさるほかに、あのおおきながんや、がもまでが、みんなあなたの家来けらいなのです。
風と木 からすときつね (新字新仮名) / 小川未明(著)
サクラ号はめちゃめちゃに破壊はかいされて、大小数限かずかぎりもない木片は、落花のごとく砂上にちっていた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
うちにどうも兵士へいしとほる事は千人だか数限かずかぎりなく、また音楽おんがくきこえますると松火たいまつけてまゐりますが、松火たいまつをモウちとしいとぞんじましたが、どうもトツプリれて
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)