“收(おさ)” の例文
新字:収
其後(そのご)雲飛(うんぴ)は壮健(さうけん)にして八十九歳に達(たつ)した。我が死期(しき)來(きた)れりと自分で葬儀(さうぎ)の仕度(したく)などを整(とゝの)へ又(ま)た子(こ)に遺言(ゆゐごん)して石を棺(くわん)に收(おさ)むることを命(めい)じた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
四邊(あたり)は廻(め)ぐらす花園(はなぞの)に秋(あき)は鳴(な)かん虫(むし)のいろ/\、天然(てんねん)の籠中(ろうちう)に收(おさ)めて月(つき)に聞(き)く夜(よ)の心(こゝろ)きゝたし、扨(さて)もみの虫(むし)の父(ちゝ)はと問(と)へば、月毎(つきごと)の十二日(ち)に供(そな)ゆる茶湯(ちやとう)の主(ぬし)が夫(それ)、母(はゝ)も同(おな)じく佛檀(ぶつだん)の上(うへ)にとかや
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)